電気のスイッチが戻らないときの対処法を紹介します。
ある日突然、電気のスイッチが陥没したまま戻らない!
日頃から何気なく使っている電気のスイッチの急な故障。
・どこが壊れているの?
・蛍光灯のように自分で交換して直せないの?
・修理を業者に依頼したいけど、どこに電話したらいいのかわからない
専門の業者に頼んでしまえば安心。
でも相場がわからないし、安いところに頼んで悪質業者に当たったらと思うと怖い……。
できれば自分で直したい!
安心してください!
今すぐにできることがあります。
・故障している部分とその原因は簡単に調べられる
・陥没して戻らない原因がバネ板だけなら自分で交換して修理できる
・スイッチ本体の交換が必要なら、信頼できる業者の探し方がある
この記事では、電気工事士の資格を持つ父の話を参考に、電気スイッチが故障して戻らないときの不安を解消していきます。
自分で交換するときに必要な部品がどんなものか、知らない方も多いかと思います。
最近の住宅用照明の埋め込みスイッチは、パナソニックのコスモシリーズが定番!
ホームセンターにも売っていますが、楽天、Yahoo、Amazonで、ポイントを活用するのもオススメです。
目次
電気のスイッチが戻らないときの対処法!
電気のスイッチが戻らないときは、まずはガムテープを使って応急処置をしましょう。
壊れたスイッチが、たくさんの照明のうちの一つなら、多少暗いままでも生活できます。
でも、それがトイレの電気だったら?
他に明かりがない場所では困ってしまいますし、そのままにしておいても誰も直してくれません。
戻らないスイッチは自分で交換できるのでしょうか、それとも電気屋さんに修理を依頼した方がいいのでしょうか?
電気のスイッチが戻らないとき、原因は大きく分けて2種類。
原因によって、対処方法が変わってきます。
スイッチの中のバネが壊れている
→自分でも修理が可能です。
スイッチ本体が壊れている
→業者に依頼してください。
自分で修理する方法や、業者に依頼すべき理由は、後述でお伝えしていきます。
まずは応急処置をしながら、戻らない原因がどちらなのかを調べてみましょう。
応急処置時に用意するものと手順
用意するもの
- ガムテープ 5〜10センチくらい
なんと、これだけです!
なにかと使えるガムテープは、もし家になければコンビニやスーパーで買ってきても損はないでしょう。
手順
- ガムテープを5〜10センチくらいに切ります
- ベタベタの面を外側にして、くるんと丸くします
- それを故障しているスイッチにくっつけます
- ガムテープに指を引っ掛けて、戻らなくなっているスイッチを引っ張り出してみましょう
スイッチを何度か押したり引いたりしてみたときに、
電気がつく→①バネだけが壊れています。
電気がつかない→②スイッチ本体が壊れています。
電気のスイッチが故障したままにするのは危険
電気のスイッチが故障したままにすると、火災が起きる可能性があるので危険です。
ガムテープを付けたらとりあえず電気がついたし、しばらく故障したままでいいや。
そう思わずに、きちんと修理しておきましょう。
見た目の問題ではありません。
電気スイッチのバネが故障した状態が続けば、オンオフの際にどうしても無駄な負荷がかかります。
スイッチ本体の故障にも繋がりますので、早めの対応が大事です!
力づくでオンオフを続けていたら、スイッチ本体が壊れて、奥にある配線にも影響します。
最悪の事態にならないよう、今からお伝えする方法で、正しい電気スイッチの状態に直しておいてください。
電気スイッチのバネ交換は自分でできる
電気スイッチのバネ交換は新しいスイッチとマイナスドライバーがあれば自分でできます。
こちらでは、原因① スイッチの中のバネが壊れている場合について、お伝えします。
前述の通り、この場合は自分でも修理が可能です。
比較的新しい型のスイッチに起こりやすい『バネの故障』。
これはスイッチ内部で、ボタンの部分を押し上げるためのバネが壊れているだけ。
自分でバネ板を交換してしまえば直ります。
DIYが得意な方、ドライバーでバネ板を取り外すことに抵抗がない方には、安価で修理できるこの方法をオススメします。
材料は1000円程度で揃いますので、ホームセンターまで行ける方は、壊れているスイッチの写真を撮って、ホームセンターに行き、同じものを購入しましょう。
(今から出かけるのか……、というため息が聞こえました)
もちろんホームセンターに行かなくても大丈夫です。
電気のスイッチはインターネット通販でも販売されていますので、今すぐ購入して配達されるのを待つのもよいでしょう。
送料がかかってしまうと、お値段はホームセンターより多少高くつくかもしれませんが、ポイントを活用できるのは嬉しいですよね!
この記事の最後で、今すぐ購入できる定番の商品を紹介しています。
バネ交換時に用意するものと手順
用意するもの
- 同じ型のスイッチ
- 細めのマイナスドライバー
手順
- 材料を手元に揃える
- 外枠のプラスチックカバーを手で外す
- スイッチのボタン部分のパネルを手で外す
- 埋め込んであるスイッチのバネ板(バネの入っているパーツ)を、マイナスドライバーを使って取り出す
- 購入しておいた新しいスイッチのバネ板を手ではめる
以上です。
配線などは一切触りません。
手でできることばかりなので、工具もほとんど使いません。
電気工事の資格は不要ですから、安心して挑戦してください。
また、カバーの中がどうなっているか気になる方のために、開けてみた状態を確認しておきましょう。
私の家にある、こちらは比較的新しいタイプのスイッチ。
外枠のカバーは指先で軽く引っ張るだけで簡単に外れてしまいます。
パネルを引っ張って外すと、中はこんな感じです。
こちらは真ん中にある淡い黄色の部分がバネ板の部分ですね。
目立つのですぐにわかります。
こんなタイプでも、カバーは同じく簡単に外せます。
パネルも指で軽く引っ張れば外せます。
パネルを外すと、こちらは水色の部分がバネ板です。
これをマイナスドライバーなどで引っ張って取り外し、新品と交換するだけ。
簡単〜!!
私は機械いじりが得意な方ではありませんが、これならできます。
それから、せっかくなので、昔ながらのスイッチも探してみました。
このような少し古いタイプのスイッチは、新しい型のものに比べて壊れにくいですが、使い込めば陥没することもあります。
こちらも簡単にカバーが外せますよ。
※写真でわかりにくい場合は、動画もたくさん上がっておりますので、「電気スイッチのバネ板交換」で動画を検索してみてください。
電気スイッチの修理を依頼するときは?
電気スイッチの修理は8000円程度で業者に依頼できます。
こちらでは、原因② スイッチ本体が壊れている場合について、お伝えします。
この場合は、業者に修理の依頼が必要です。
電気スイッチ本体の交換は配線を触りますので、無資格ではできません。安全のため、必ず業者を呼んで専門家に交換修理をしてもらいましょう。
気になるスイッチ交換の相場は7000〜8000円程度か、それ以上。
材料費が1000円程度と考えると、材料と道具を揃えた専門家が交通費をかけて来て、作業してくれるのですから、妥当な金額です。
もしご自宅の電気スイッチに古いものが多いようなら、これを機に、何箇所かまとめて新しいスイッチに交換してもらうのもよいでしょう。
毎日頑張ってくれている電気のスイッチ。
他にも長年使っているものがあるとしたら、明日また別のスイッチが壊れても、おかしくありません。
まとめて依頼することで、1箇所あたりの金額は割引してもらえるはずです。
また、どんなに簡単な作業と言われても自分で修理するのはちょっとハードルが高い……と感じる方は、すぐに業者さんにお願いしてしまいましょう。
この先で業者の選び方もお伝えしますので、色々調べたり悩んでいるより、修理してもらうと割り切って、悩む時間を有意義に過ごした方が絶対にお得です!
電気スイッチが壊れたときの修理業者の選び方
電気スイッチが壊れたときは、役所に電話して業者を選びましょう。
電気スイッチが壊れたとき、いざ修理を依頼しようと思っても、どこに依頼すればいいか迷ってしまう……。
安い方がありがたいですが、家に来て電気工事をしてもらうのですから、悪質な業者には絶対お願いしたくないですよね。
相場よりもあまりに安すぎる業者は怪しいです。
また、安く引き受けますと言っておきながら高額な請求をされる、ぼったくりのパターンなども考えられます。
修理が終わってから「壊れていたのが特殊なスイッチだったので倍の金額になります」などと言われたら困ってしまいますね。
こういった被害を避けるためには、市町村などの公的機関を通して探すと安心です。
業者選びの流れを解説!まずは役所から
ここで、業者選びの流れを簡単にお伝えします。
- お住まいの地域の役所などに電話で問い合わせる
- 壊れた電気スイッチの交換をしたいので電気工事の業者さんを教えて欲しい、と相談する
- 安心な業者の連絡先を教えてもらえます
- 業者さんに電話して、修理を依頼しましょう
何社か教えてもらえるなら、2〜3社に電話して、お値段を比較してもよいでしょう。
この方法は、水道など別のトラブルが起きたときにも使えます。
水漏れや壁の修繕など、『困った時は役所に電話』という方法を、ぜひご活用ください。
蛍光灯の紐が戻らないときなど、家の中で起きたトラブルを自分で解決するのが難しく、修理業者を探したい場合もありますよね。
そんな時どうしたらいいのか、知っておけばいざというときに安心なので、こちらの記事もオススメです。
一度読んでおけば、「あのとき読んでおいてよかった!」 と思える日が来るかもしれません。
まとめ
- 故障している部分がどこなのか、陥没から戻らない原因を調べる
- バネ板の交換は自分で修理できる
- スイッチ本体の交換が必要なら信頼できる業者に依頼する
電気のスイッチが突然壊れて陥没状態から戻らないとき、どうしたらいいか、イメージが湧いてきたかと思います。
これらを覚えておけば、電気スイッチが陥没して戻らないという故障が起きても怖くありません。
この記事でお伝えした対処法が、スイッチ故障修理の際に、少しでもお役に立てば幸いです。
自分で交換するときに必要な部品を、通販で揃えるのはいかがですか?
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